ミルクティーに合う茶葉

ミルクティー

紅茶の茶葉にも様々な種類がありますが、ミルクティーに合うのはどういう性質のものかご存知ですか?
ミルクティーにするからと言って、どんな茶葉にも合うとは限りません。
最適な茶葉を見つけて、より美味しいミルクティーを味わいましょう。

 

ミルクティーに合う茶葉

ミルクティーに合う茶葉は、ミルクのコクに負けない深い味わいのものがオススメです。
また、ミルクを足すことで水色(紅茶の色)が薄くなってしまうので、お湯のみで淹れたときに水色がしっかりと色づいているものが見た目にも美しいです。
味わい深く水色が濃くなる茶葉は以下のようなものがオススメ。

アッサムインド原産。渋みが少なくマイルドですが、水色が濃いのでミルクティーにも適しています。インドでは主にチャイにして飲まれています。
ドアーズインド原産。赤い水色がミルクとの相性も良く、美しいクリームブラウンになります。
ウバスリランカ原産。深いコクと鮮やかな赤色の水色、バラのような香りで、ミルクとの相性も最高。イギリスではミルクティー用にもっとも多く使われています。
ディンブラスリランカ原産。赤い水色とミルクの相性が良いです。個性がない茶葉なのでアレンジが利きます。
キャンディスリランカ原産。水色が濃いのでミルクとの相性が良いです。
ルフナスリランカ原産。重い渋味とスモーキーな香り、濃い水色がミルクとよく合います。サウジアラビアではヤギのミルクを使ってミルクティーにすることも。
キームン中国原産。高級なものはブラックティーで香りも楽しみたいですが、安価なものはミルクティーにも向いています。
ケニアケニア原産。風味は穏やかですが、水色がしっかりとしているのでミルクティーにもオススメ。
ジャワインドネシア原産。風味は極めてマイルドですが、渋くも見えるような濃い水色がミルクとの相性抜群。

こうして一覧にしてみると、割とどんな茶葉ともミルクは相性が良いように見えますね。
もとよりイギリスでは90%以上の人がミルクティーで紅茶を飲むというので、ミルクに合わない茶葉の方が珍しいのかもしれません。

 

ミルクティーにするには避けた方がいい茶葉

ミルクティーにするのに適した茶葉があれば、それとは逆に適さない茶葉もあります。
香りが高く、水色もそれほど濃くないものは、ブラックティーで楽しむのが最適です。

ダージリンインド原産。香りを楽しむべき茶葉。ミルクを入れるとミルクのコクで味わいも負けてしまう。ただし水色の濃くなるオータムナル(秋に収穫されるダージリン)はミルクとの相性も良い。
ヌワラエリアスリランカ原産。フルーティーな香りがウリの茶葉。ミルクとの相性も悪くはないが、できればブラックティーの方がオススメ。

 

フレーバーティー×ミルク

基本の茶葉にフルーツチップやエッセンスを加えたフレーバーティーも、ミルクとの相性が良いものがあります。

アップル甘い香りの青リンゴ系、酸味のある赤リンゴ系がありますが、どちらもミルクとの相性は良いです。
ストロベリー甘酸っぱいイチゴの風味をストレートで楽しみたいところでもありますが、ミルクを加えることでまろやかになります。イチゴ×練乳が美味しいように、ミルクとの相性も良いです。
バニラアイスクリームを食べているかのような甘い香りが特徴的ですが、ミルクを加えることでより甘さが引き立ちます。
キャラメルフレーバーティーの中でもミルクとの相性が一番良いです。甘くクリーミーな味わいはクセになります。
アールグレイ正山小種(ラプサンスーチョン)からの流れでブラックティーで飲むのが正統とされますが、意外に柑橘系の香りがミルクとマッチします。

中でも人気が高いフレーバーはキャラメル。キャラメルミルクティーはその色から「キャンブリックティー」(亜麻色の紅茶)とも呼ばれます。
フルーツ系のフレーバーは、本物の果肉を薄くスライスして水面に浮かべて飲むという楽しみもありますね。他にもバナナマンゴーなどもミルクと相性が良いです。

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