フォートナム・アンド・メイソンについて

フォートナム&メイソン

英国王室御用達になったフォートナム・アンド・メイソンの歴史や理念、こだわりなどについてご紹介します。

 

フォートナム・アンド・メイソンのはじまり

フォートナム・アンド・メイソンは、ウィリアム・フォートナムとヒュー・メイソンの二人の青年の出会いより始まりました。社名は二人の名前を合わせたものとなっています。

1707年、二人は小さな食料品店を開業しました。元よりアン女王の王室従僕を務めていたウィリアムにより、フォートナム・アンド・メイソンの店は、王室や貴族社会の中でのビジネスを成功させていきます。
何処にも売っていないような珍しいものを扱うことで有名になり、その取扱商品は現在にも受け継がれています。
1740年代に東インド会社が設立されると、そこと深い関係を持ち、香辛料や紅茶と言った時代の最先端をいく商品を輸入するようになります。そして1850年代には、ドライフルーツとデザート各種の輸入業者として有名になり、イギリスの食習慣に多大な影響を与えたと言われています。

 

次々に事業を広めるフォートナム・アンド・メイソン

最初は小さなグロサリーショップだったフォートナム・アンド・メイソン社ですが、時代の流れに的確に乗り、その時その時の最先端を行くような事業展開を繰り広げていきました。
1794年には郵便事業を始め、1日に6回集配するサービスを行います。これが地域人たちに大変喜ばれ、店には多くの人が出入りするようになりました。
また、1886年頃には、当時開けるのが難しかった缶詰を、ナイフで簡単に開ける方法を広め、缶詰販売にも手を広げます。これはイギリスに初めてベークドビーンズを広めたことでもあり、以降フォートナム・アンド・メイソンの主要商品にベークドビーンズが加わっていくこととなります。
1920年代には、婦人服や子供服、台所用品といった日用品を取り扱い始め、1980年代にはレコードの販売にまで着手します。
こうして着々と事業の幅を広げていき、今日のような高級食料品店としての地位を確立していきました。

随分と前になりますが、イギリス旅行に行った後輩が私のために紅茶のお土産を買ってきてくれて、それがフォートナム&メイソンのアールグレイでした。
紅茶をよく知らない後輩に「何でもいいから」と任せたのですが、結局店員さんに聞いてこの老舗ブランドを購入してきてくれたそうです。
とても小さな缶入りのリーフティーでしたが、後輩曰く、誰よりも高いお土産だったとのこと。流石、老舗高級ブランドです。フォートナム&メイソンと言えば、ミントブルーのデザイン。
もらったお土産のアールグレイ缶はシルバーでしたが、ロゴシールはミントブルーでした。
今では缶もミントブルーになっているようですね。とてもキレイですvv缶だけでも並べておきたーい!

フォートナム・アンド・メイソンのシンボル「フォートナム時計」

イギリスのピカデリーにあるフォートナム・アンド・メイソンの本店には、同社の有名なシンボルとなった時計が装飾されています。
この時計は1964年に設置されたもので、ビッグベンと同じ鋳造工場で作成された18個の鐘が15分おきに音色を響かせます。そして毎時毎にフォートナムとメイソンの二人の人形が姿を現すようにもなっています。

この時計の針は4時ちょうどを指しており、これは午後の4時(16時)であるとされています。
16時という時間帯はちょうどアフタヌーンティーを催す時間帯で、その時間にフォートナム・アンド・メイソンの紅茶でくつろいでほしいという意味合いが込められているそうです。

 

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フォートナム・アンド・メイソンの紅茶

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