基本のティーセット

シルバーのティーセット コースター

紅茶にとって重要なのは、何も茶葉や正しい淹れ方だけではありません。
紅茶を注ぐティーポットやティーカップ、それに付随するあらゆる道具にも重要な意味があります。
基本のティーセットを揃えて、充実したティータイムを過ごしましょう。

紅茶をいれる三種の神器

紅茶を淹れるのに欠かせない3つの道具、それは「ティーポット」「ティーカップ」「ティーストレーナー」の3点です。

ティーポット

ティーポット

ティーポットは全体的に丸みを帯びた球形で、茶葉がジャンピングしやすいものを選びます。
外側は装飾があっても構いませんが、内側は白色のものが望ましいと言えます。

ティーカップ

ティーカップは、紅茶の香りと色を最大限に楽しむのに適した口が広く底の浅い白色のものを選ぶと良いです。

ティーストレーナー

ティーストレーナー

余程紅茶が好きでないと聞き慣れない「ティーストレーナー」。これは、小さな茶葉がカップに出てきてしまうのを防ぐ茶こしのようなものです。

ティーストレーナーは、水面に浮いているゴミを掬う穴あきスプーンから考案されたと言われており、一般的にステンレス製のものが多いです。

本当にミニ茶こしのような形のものもあれば、意匠の凝らされた形のものもあります。古くから使われているものなので、アンティークのものをコレクションしている人も少なくはありません。

渋味が和らぎ、紅茶の色も良くなるので、かなりのこだわりを持って紅茶を淹れる場合には使いたいところですが、そうそう神経質になって毎回使わなくても大丈夫なものでもあります。
ただお茶の席にそっと置いてあると、紅茶が好きなのだろうとか、こだわって紅茶を淹れられていると感じてもらえるかもしれませんね。

その他のマストアイテム

上記の3アイテムの他にも揃えておきたい道具を紹介します。
テーブルの上がごちゃごちゃとしそうですが、一式揃っていると却ってスマートな印象も与えてくれる道具たちです。

ミルクピッチャー(ミルクポット)

UNITEA ミルクピッチャー KINTO

ミルクティーを楽しむときには欠かせないアイテムです。
サイズは150~200ccくらいのものだと2杯目以降も十分に楽しめます。
イギリスでは20~30ccのミルクを1杯のミルクティー用に使うので専用のピッチャーがあるそうです。
たっぷりのミルクを紅茶に注ぐのがイギリス流の「ティー・ウィズ・ミルク」。朝食の席には欠かせないアイテムです。

ティースプーン

ミントン ヴィクトリアストロベリーホワイト VS101 ティースプーン 5本セット

コーヒースプーンとは違い、ティースプーンは茶葉を量るためにも使われることがあります。
20世紀半ばまでの茶葉の大きさ(1cm以上)に合わせているため、コーヒースプーンよりも大きい傾向にあります。
スマートなデザインのものから意匠を凝らしたものまで様々にあり、他のアイテム同様にコレクションしている人も多いです。

砂時計

砂時計 3分 4分 5分 廣田硝子株式會社

最近は時計やストップウォッチなども使われていますが、断然お洒落なのが砂時計での計測。
1杯目で香りを楽しむための蒸らしの時間を計るために用いられます。
よく使われるタイプは3分計で、これは多く出回っている茶葉の中で、BOP(ブロークン・オレンジ・ペコー)なら熱湯を注いで3分、OP(オレンジ・ペコー)なら5~6分が目安だからです。
自分の好みの砂時計を置けばよいので、お気に入りの一品を是非見つけてください。

ティーコジー

Kukshome クックスホーム ティーコージー

ティーポットの中の紅茶が冷めてしまわないようにポットを覆う保温カバーです。ティーコージー、ティーコゼーなどとも呼ばれます。
巷ではあまり見かけませんが、専門店や大型食器店などで目にすることがあります。
保温性はかなり高く、紅茶を淹れてから40分くらいは温かいままで保ってくれると言われています。
キルティングデザインのものが一般的ですが、紅茶を淹れる婦人の手づくりのもの、意匠を凝らしたものなど様々なものがあります。
お茶会の席でも話の種になるので、カップと同じくらいティーコジーに気を配る人も多いのだそうです。

あると便利なアイテム

上記のマストアイテム以外にも、紅茶の飲み方によって用意すべきアイテムも変わってきます。
セットで揃えていなくとも、あると便利な脇役アイテムをご紹介します。

コースター

同色2枚セット 大理石柄 PVC素材 コースター【art of black】

特にアイスティーを淹れた際、結露した水滴でテーブルの上がびしょびしょにならないようにグラスの下に敷いておくと良いですが、ホットで飲む場合もテーブルとカップの緩衝剤となってくれるので、双方に傷がつきにくく音も立ちにくいので便利です。
コースターにも、布製やシリコン製、プラスチック製、コルク製、木製…と様々なタイプがあります。水滴を吸収してくれるものなら布製やコルク製、珪藻土製などがオススメですが、シリコン製はすべり止め効果に優れていますし、プラスチック製のものは透明なものだとより涼しげな印象を与えてくれます。

マドラー

スコープ / サイドカトラリー マドラー [scope]

アイスティーのグラスにガムシロップやミルクを注いだ際、混ぜるのに役立つアイテムです。スプーンでも代用できますが、縦に長いグラスの場合はマドラーが便利です。
マドラーも、柄の先がスプーンのような匙形になっていたり、丸い球がついていたりと形は様々です。シンプルなデザインのものから意匠を凝らしたものまで様々にあるので、お気に入りの一品を見つけてみてください。

シュガーボウル(シュガーポット)

KINTO UNITEA シュガーポット 8306 キントー ユニティ

角砂糖を盛っておいたり、グラニュー糖を入れておくのに使う容器です。しっかり密閉できるフタつきのものは、そのまま保存容器にもなり得ます。
専用のものを用意しなくても小瓶や小さい器で代用は可能ですが、トータルでテーブルをコーディネートするならお揃いのものがあると良いですね。

ティーバッグトレー

プリモビアンコ ティーバッグトレイ ローズバタフライ

抽出を終えたティーバッグをポットまたはカップから取り出した後、そのティーバッグをのせておく小さなトレーです。
ティーバッグをそのままカップに入れたままにしておくと、紅茶はどんどん渋味を増していきます。水色も悪くなるのでオススメはできませんね。
かと言って、ソーサー(受け皿)の上に置くのはNG。染み出た水分がソーサーの中央に溜まり、カップが置けなくなるのはもちろん、見た目にも美しくないです。
最近はティーバッグトレーも趣向を凝らしたデザインのものが多く出てきています。小物なので価格もリーズナブルですし、コレクションしている人も少なくはないのではないでしょうか。
スターバックスなどのカフェでは紙製のトレーがついてくることもありますね。

ティーキャディースプーン(ティーメジャー)

【ロンネフェルト】ゴールド ティーメジャースプーン 専用小箱入り

茶葉を量る専用のスプーンです。有名ブランドではギフトセットの中に含まれていることもあります。
計量専用のスプーンなので、簡単に必要分の茶葉を量ることが出来て便利です。
ティースプーンでも代用は可能ですが、茶葉をそれと同じブランドのティーキャディースプーンですくうとちょっと気分も違ってきます。

ハニースプーン(ハニーディッパー)

ハニースプーン ブラスカラー BONO BONO HLLH2140

その名の通り、ハチミツ専用のスプーンです。紅茶にハチミツを混ぜて飲むときにあると便利です。
スプーンタイプもありますが、ハチミツの画像とセットでよく目にする縞模様の木製のものは「ハニーディッパー」と呼ばれています。
スプーンタイプのものの中でもネック部分が曲がっているものがありますが、これはその部分をハチミツの便の縁にひっかけ、余ったハチミツを無駄なく瓶に戻すことが出来るようになっているんです。
ハチミツはベタベタとするので、使用後のスプーンの対処に困ることが多いですよね。そういう時こそネックに曲りのあるものが便利です。

シュガートング

SALUS カトラリー シュガートング

料理用の大きいものではなく、角砂糖やスライスしたレモンをつかむのに丁度よい小さいトングです。
バターナイフなどとセットで売られていることもありますね。
普段余り使わないことが多いですが、テーブルセッティングの時に角砂糖の傍に添えておくとちょっとした気配り感が出せます。

ティーインフューザー

アニマル 茶こし ティーインフューザー

ティーセットに添えておくと便利と言うより、これそのものが便利なアイテムです。
一般的には半球型の茶こしが球形になるように合わさるもので、その中に茶葉を入れて、それをそのままカップに入れて紅茶を抽出するというアイテムです。リーフティーをティーバッグ化させたと考えても良いですね。
リーフティーの味わいを手軽に楽しめるアイテムとして人気が高まっており、様々な形状のものが販売されています。

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