実は相性の良くないハチミツ

紅茶について

紅茶の渋味が苦手という人は砂糖を入れることも多いと思います。中には砂糖の代わりにハチミツを入れる人も少なくないのではないでしょうか。
カフェなどでも「ハニーティー」という名称の紅茶はよく見かけますし、ハチミツと紅茶の相性は良いように感じます。
しかし実はハチミツと紅茶の相性はそれほど良くはないのです。

 

ハチミツの成分が紅茶をくすませる

ハチミツの中に含まれる成分の一つ「鉄分」。これは紅茶の成分の「タンニン」と混ざると、「タンニン鉄」に化学変化を起こします。
この「タンニン鉄」は黒色をしているので紅茶の美しい赤色をくすませてしまい、その上香りも損なわせてしまいます。
これは何もハチミツの鉄分にだけ言えることではありません。
ティーポットやティーカップが鉄製のもの、ガラス質でコーティングされていないもので淹れてしまうと同じことが起きてしまいます。
しかし、ハチミツの中でもアカシアのハチミツだけは何故かこの変質が起こりません。アカシアのハチミツには鉄分ももちろん含まれていますが、その含有量がとても少ないのだそうです。
また、クセも少ないので紅茶を始め他の飲料・料理の風味の邪魔をしないのだとか。
紅茶にハチミツを入れたい方は、是非アカシアのハチミツを選んでみて下さい。

 

ハチミツを使った紅茶レシピ

紅茶にハチミツを使うなら先述のアカシアがオススメですが、それ以外のハチミツを使う場合はミルクティーなどにしてしまえば紅茶の色もそれほど気にならなくなります。
ただし、ハチミツは紅茶と比重が違うので、きちんと混ぜないと底に沈んで全体に甘さがつきません。アイスティーに入れるなら尚更です。

ハニーミントミルクティー

ハチミツのほのかな甘さの中にミントの爽快感が楽しいミルクティー。ホットでもアイスでも頂けます。

アイスキャンブリックティー

「キャンブリック」は「亜麻色」のこと。紅茶にハチミツとミルクを混ぜ入れることで、キレイな亜麻色に仕上がります。まろやかな味わい。

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