リプトンの紅茶のまとめ―理念、シリーズ、オススメ、買える場所など

リプトン Tea Leaves

19世紀末、トーマス・J・リプトンにより創業されたリプトンは、世界100ヶ国以上で販売されている大手ブランドです。
黄色に赤文字のリプトンラベルは、至る所で見ることが出来ますよね。
個性的でありながらも世界中で愛される老舗ブランドの魅力をご紹介します。

リプトンの理念

創業者のトーマス・リプトンが常々考えていたのは、品質の安定した紅茶を提供することでした。
その意思の元、広大な茶園をいくつも買い取り、栽培から生産までを一貫して行うことでその理念を実現しています。
茶園から直接ティーポットへ」というスローガンは、その経営理念・体制の中で生まれました。

紅茶を飲むことで心に余裕が持て、周りの人とも笑顔になれることで人と人とが繋がっていく。
皆が笑顔になり、繋がり合うための媒体として紅茶が存在しているのだそうです。

リプトンの品質・こだわり

  • 厳選された自社茶園の茶葉を使用。
  • 発酵段階で抽出できる生茶葉の「ティーエッセンス」を配合し、フレッシュで爽やかな香りを実現。
  • ピラミッド型ティーバッグで茶葉のジャンピングを実現。
  • 「ティーエキスパート」による茶葉の買い付けとブレンド。

リプトンのこだわりは何と言っても自社茶園。「茶園から直接ティーポットへ」というトーマス・リプトンのスローガンが今でもずっと生き続けています。自社で徹底管理された茶葉は確かな品質を持ち、またリーズナブルな価格で提供することも可能としています。

リプトンの紅茶はスーパーやコンビニでもよく見かけますよね。それだけ安価で手に入りやすい、世界中に広まっているということです。
でも、安価だからと言って安っぽい味がするわけでは決してありません。香りもしっかり立ちますし、紅茶そのものの味わいもしっかりあります。
他の老舗ブランドとはちょっと違ったカジュアルな感じも親しみが持てて良いですよね。

リプトンのサステナビリティ

「サステナビリティ」とは、環境・社会・経済の3つの観点からこの世の中を持続可能にしていく取り組みのこと。
リプトンでは、ティーバッグ製品の茶葉をレインフォレスト・アライアンスの認証を受けた茶園のものにすることを目指し、「イエローラベル」などに認証を受けた茶園の茶葉を100%使用されています。

レインフォレスト・アライアンスとは

レインフォレスト・アライアンスとは、土地に頼りながら生活する個人・共同体・企業と協力し合う独立した組織で、環境への負担を減らすことと、社会的・経済的な利益を向上させることを目的としています。
「環境保護」「社会的公正」「経済的競争力」という持続可能性の3本柱のもと、農業従事者が持続可能な方法で作物を栽培し、農園を管理することを奨励しています。レインフォレスト・アライアンス認証を受けられるのは、森林保護・野生動物との共存など、100項目にもわたる厳しい基準をクリアした茶園のみとなっています。

リプトンの紅茶はどこで買える?

リプトンの紅茶の普及率はとても高く、スーパーやコンビニなど、至る所で目にすることができるので、比較的どこでも手に入りやすいと思います。
私の在住している北海道でも、小さなスーパーでもお茶コーナーにイエローラベルのティーバッグが並んでいます。
ちょっと変わった味わいのものや、期間限定の特別フレーバーなどは、大きめのスーパーかイオンみたいなところに行かないと手に入らないですが…
そういうものは、私は基本的に下記のネットの公式ショップで購入するようにしています(*‘ω‘ *)

リプトンのシリーズ

リプトン

様々なバリエーションで展開しているリプトンの紅茶。どんなものがあるのか、そのラインナップをご紹介します。

サー・トーマス・リプトン

リプトン「サー・トーマス・リプトン」〈ファインセイロン〉

創始者の名を冠したプレミアムなリプトンの紅茶シリーズ。黒いラベルがポイントで、もちろんその茶葉にもかなりこだわられています。
一時は、リーフタイプ、ティーバッグタイプ、チルドカップタイプ、粉末タイプと様々に展開されていましたが、現在はリーフとティーバッグで落ち着いている模様(*‘ω‘ *)

市販品は価格も特別に高いわけではなく、リーズナブルにプレミアムな味わいを楽しめます。ティーバッグはピラミッド型で、ジャンピングしやすくなっています。

フレーバーティーではアールグレイくらいしかないですが、紅茶本来の味わいが好き・楽しみたいという方にはかなりオススメですね。

 

イエローラベル

リプトン紅茶の代表的なものとも言えるシリーズ。ティーバッグタイプとペットボトル飲料の2種類があります。
自社茶園の摘みたての茶葉から抽出できる「ティーエッセンス」を配合し、爽やかな香りがより引き立ち、味わいも贅沢な深みに満ちています。
それでいてクセが軽く飲みやすいので、ほっと一息つきたいときに丁度良い風味です。
色々なアレンジのベースにも使えるので、本当、活躍の幅が広い!

比較的どこにでも売られていて、手に入りやすいのもいいところ。
ティーバッグ50袋・25袋・10袋入りとサイズ展開も様々で、飲む頻度に合わせて選べるのも良いですよね。
私は職場用に50袋、自宅用に25袋、出張先で10袋入りを購入する、というような選び方をすることが多いです。

スイーツティー

焼き菓子の香りがするという新しいタイプの紅茶です。その香りは特別なカプセルに閉じ込められており、お湯を注ぐと最初から最後までしっかりと香ります。
ブルーベリーマフィンティーは、フランス国内の消費者が評価する、食品業界で最も栄誉のある「Taste of the Year」を受賞しています。

残念ながら、こちらはもう販売していません
「ブルーベリーマフィンティー」は私も主人もすごーく気に入っていたので、また復活しないかなぁと心待ちにしているのですが…
単品販売ではないですが、「クレームブリュレティー」だけはフレーバーティーのアソートパックに組み込まれています

また、一時期、「アップルパイティー」だけが業務用サイズで売られていたこともありますが、現在はこちらも販売は終了しているようですね。

ちなみに写真のパッケージは、ハロウィン時期にのみ出ていた限定パッケージです。
通常は、イエローラベルのフレーバーティーみたいな感じでした(*‘ω‘ *)

ハーブティー

リプトン ハーブティー

現在は、写真のようなノンカフェインのフレーバーティー(「オレンジハーブ」「シナモンアップルハーブ」「レモンハーブ」「カモミールハーブ」「ペパーミントレモンハーブ」の5種類)のほか、ローズヒップ・カモミール・ペパーミントの香りの3種類のボタニックティーシリーズ、「カモミールオレンジ」「ペパーミントレモン」「ローズヒップオレンジ」の3種類のヘルシースタイルシリーズ、その他ルイボスティー、デカフェ(カフェインレス)、ジャスミンティーなどがラインナップされています。

私はあまりハーブティーは飲まないんですけど、レモン系のハーブティーはとってもスッキリしていて飲みやすかったです(*‘ω‘ *)

公式オンラインショップでは、お得なセット販売も数多く展開されているので、ハーブティー好きの方は是非チェックしてみてください♪

その他のシリーズ

上記シリーズ以外にも、コンビニなどでよく見かける500mlの紙パックタイプやチルドカップタイプ、缶飲料、粉末タイプなど様々な形状の商品があります。
特に紙パックやチルドパック、缶飲料は期間限定のテイストも多いので、ちょくちょく通っていないと買い逃してしまうこともありますよね。
復活してほしいテイストもたくさんあります!

自宅で飲むときはもっぱらティーバッグタイプですが、職場などの外出先ではたまに紙パックやペットボトル、チルドカップのものも飲みます。
紙パックなどは期間限定テイストが気になるので、コンビニに寄るたびに一応チェック。興味惹かれるテイストなら迷わず購入してしまいます。
フルーツ感の高いジューシーなものが結構気に入っていますね。和梨、日向夏などは自分なりにもヒットでした。あとはミルクテイストなものも多いように思います。
こういう商品は保存上どうしても砂糖濃度が高くなって甘すぎる印象なのですが、フルーツ系のテイストだとさっぱり感がそれを帳消しにしてくれるのでオススメです。

また、この記事の冒頭に使用している写真の缶のものですが、こちらはリーフタイプのエクストラクオリティセイロンティーです。
市販でもたまーに見かけますね。なぜここに…と疑問に思うことも(笑)
こちらは安価なものの方ですが、青缶というものもあって、それだとこれの3倍くらいの価格がします。

気軽に楽しめるリプトンのティーバッグ

リプトンのティーバッグはほぼすべてピラミッド型をしています。この形は、中で茶葉がジャンピングしやすい理想の形なのだそうです。
ジャンピングとは茶葉が上下にジャンプしているように見える現象のことで、これが上手く出ると紅茶の美味しさがより引き立つと言われています。

これまでのティーバッグは長方形の封筒のような形をしていました。この形ではジャンピングはなかなか起こりにくく、リーフタイプに比べると風味も劣ります。
そのため、ティーバッグで淹れる紅茶は手軽に楽しむカジュアルなものという印象がどうしても強くなりがちでした。
一時、封筒型も中に空気を入れるように膨らませると良いなどという説も浮上しましたが、それでも膨らむ範囲はとても狭く、ジャンピングには適していませんでした。

そこで登場したのが、ピラミッド型のティーバッグです。この形になる事で、茶葉は自然にジャンピングを始め、ティーバッグで淹れた紅茶でもリーフティーのような奥深い味わいを実現させることができるようになりました。

もちろん、最近の茶葉の製造の技術は進歩していますので、封筒型のティーバッグでもリーフティーに劣らない風味を実現させることができています。
それでも、多くのブランドがこのピラミッド型を取り入れるようになってきているので、やはり茶葉のジャンピングには特別な何かがあるのでしょうね。

管理人のオススメ

リプトン「サー・トーマス・リプトン」〈アールグレイ?

リプトンの紅茶の中でも私が好きなものは、サー・トーマス・リプトンシリーズの「アールグレイ」と、フレーバーティーの「さくらティー」と「うめティー」です。
サー・トーマス・リプトンシリーズはやっぱり茶葉の品質がイエローラベルとかと比べると段違いで、茶葉からいれる紅茶が好き!という方もしっかり楽しめる風味になっています。
シックなブラックの缶もカッコよくて好き( *´艸`) 並べておくと高級感があって気分が高まります!

サー・トーマス・リプトン アールグレイ
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フレーバーティーの「さくらティー」は、出始めの頃は春限定の紅茶でしたが、今は年中購入することができるようになりました。
愛飲している方も多く、一年中いつでも飲みたい!っていう声が届いたんでしょうね、きっと(*‘ω‘ *)
また、”日本限定ブレンド”として、「いちごティー」「うめティー」と共に再カテゴライズされています。

「うめティー」は、梅の香りの紅茶ってあんまりないので、珍しいという点でもお気に入りです。
私の家に遊びに来る人に、紅茶棚の中から好きなものを選んでもらうと、大抵の人が気になるって言って所望されます。もちろん、味わいも好評♪

初めての方へのオススメ

ピラミッド型のティーバッグなら、紅茶初心者さんでも簡単に美味しい紅茶が淹れられます。その意味ではリプトンはとても初心者さん向き。ほとんどのティーバッグがピラミッド型なので、どれを選んでも間違いないです。
でもやっぱりその中でもオススメはと言うと、やはり代名詞ともなっているイエローラベルのティーバッグ。リプトンの紅茶の基本となっている茶葉なので、まずはこちらを味わって頂きたいと思います。
クセがなく、ミルクや砂糖を入れないストレートでもすっきりと飲めるので、紅茶の渋味が苦手と言う人でもさらっと飲めてしまいますよ。

リプトン イエローラベル ティーバッグ50個入り
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