【ルピシア】2021年のキャッスルトンはすごいらしい!?ダージリンファーストフラッシュ「ムーンライト」をレビュー

ルピシア「キャッスルトン ダージリンファーストフラッシュ ムーンライト2021-DJ36」 Tea Leaves

ダージリンファーストフラッシュの時季がやってまいりましたね!いわゆる、春摘みダージリンです。
既に色々なメーカーから発売されてきていますが、私は今年はルピシアで購入してきました(*^▽^*)
購入した、というよりは、毎回ことですが、主人に買ってもらったという(笑)

ルピシアでは、今は色々なダージリンを取り扱っていて、有名茶園のものを買い付けて販売しているのはもちろん、ルピシアオリジナルのダージリンもあり、どれを買ってみようか迷っちゃいますね(*‘ω‘ *)

ルピシアの紅茶のファンです!という方は、ルピシアのオリジナルティーが合うかなと思いますが、紅茶通の方ならやっぱり有名茶園のものがいいのかな?
私はどちらも好きなんですが、ダージリンに限っては茶園のものを選びがちですね。
ダージリンは紅茶の中でも上質な紅茶なので、茶葉にはこだわりたいんです。

というわけで、今年はルピシアで買い付けたキャッスルトン茶園の「ムーンライト 2021-DJ36」という茶葉を購入してみました!
量を取るか質を取るか…の2種類でとても迷ったんですが、最後は「ムーンライト」という名前で決めました(笑)

>>>ルピシア公式サイトダージリン特集

 

2021年のキャッスルトンのダージリンファーストフラッシュは最高の出来

茶葉の”ダージリン”はインドのダージリン地方の名称で、地域名がそのまま茶葉の名前になっています。
キャッスルトン茶園はダージリン地方中央のクルセオン・サウスというところに位置しており、915~1830mという高所に茶園が広がっています。
1885年植樹(開園)なので、今年で136年目になる超老舗茶園ですね(*‘ω‘ *)

そのキャッスルトン茶園が、特に素晴らしい出来栄えと認めた茶葉にのみ付すのが、「ムーンライト」という名称になります。
特に今年のダージリンファーストフラッシュの出来が良く、太鼓判を押しているとか!

ルピシアで用意されている2種類のキャッスルトンのダージリン

ルピシア「キャッスルトン ダージリンファーストフラッシュ ムーンライト2021-DJ36」

花のような香りが特徴的なスペシャルティー「ムーンライト 2021-DJ36」

キャッスルトン茶園で最高の出来とされた今年のダージリンファーストフラッシュ「ムーンライト 2021-DJ36」。
特長は、上品な花を思わせる優美な香りと、とろりと甘くみずみずしい味わいだそうです。

ダージリンと言えば、セカンドフラッシュ(夏摘み)によく言われる「マスカテルフレーバー」から、マスカットのような香り、つまり爽やかなフルーツフレーバーが想像される紅茶ですが、「ムーンライト」は花のような香りということです。

名称も「ムーンライト」で、月明かりの下、匂い立つ花の香りの中で茶葉が手摘みされている風景が想像されますね。

満月の下で摘まれた茶葉には生命力があり、特別な力が宿るとも言われています。
月夜に摘採されることも珍しくはないので、「ムーンライト」という名称はすごく紅茶に合っていると感じますね(*‘ω‘ *)

 

みずみずしい白葡萄のような香りがフレッシュな「DJ6」

ルピシアで用意されているキャッスルトンのダージリンファーストフラッシュには、もう一つ、「DJ6」というものがあります。(あ、ちなみに「DJナンバー」はロットナンバーです。)
「ムーンライト」が花のような香りなのに対し、こちらはみずみずしい白葡萄を思わせる香りとのことなので、ダージリンらしい香りかなと。

店頭で茶葉の香りだけかがせてもらいましたが、確かにフレッシュなフルーツのような香りがしました。
香りだけなら、私は「ムーンライト」よりこちらの方が好きでした(*´ω`*)

一見価格に差はないように見えて…内容量が倍違うので注意!

上記2点のダージリン、実店舗でもオンラインショップでも、価格としては¥3500前後で販売されています。
紅茶に¥3500…!と思われる方も多いかとは思いますが、有名茶園の最高品質の茶葉はめちゃめちゃ高いですよー(´-ω-`)
過去、ティーショップで1杯¥4000以上の値がついたという茶葉もあるくらいなので、紅茶・お茶は高級嗜好品であるということをまざまざと思い知らされますね。

私も最初、値段だけを見たときは、「ムーンライト」も「DJ6」もそんなに品質は変わらないんだな~と思っていたのですが、よくよく見たら内容量が倍違っていたことに気づき、改めて「ムーンライト」の質の良さに驚かされました。

「DJ6」は40g入りで¥3500なんですが、「ムーンライト」は20g入りで¥3200だったんです!(※いずれも袋入りタイプでの価格。)
購入をお考えの方は、内容量によくよくご注意くださいませ(;^ω^)

また、「ムーンライト」はとても貴重な茶葉なので、私も店舗にお邪魔させて頂いたときは店頭に並んでいませんでした。
ポップはあり、紹介もされていたんですけど、並んでいたのは「DJ6」のみ。
完売しちゃったのか心配しつつも、「ムーンライトあります?」と聞いたら、奥から出してきてくれました。
もし店頭にないなーと思ったら、店員さんに聞いてみてください(*‘ω‘ *)

ルピシア「キャッスルトン ムーンライト 2021-DJ36」を飲んでみた

ルピシア「キャッスルトン ダージリンファーストフラッシュ ムーンライト2021-DJ36」

ルピシアの行きつけのショップで、「ムーンライト」を購入してき…購入してもらいました!(主人に!)

というわけで、早速レビューをしていきます♪

めちゃめちゃ大きい茶葉に驚愕!芯芽もたっぷり!

ルピシア「キャッスルトン ダージリンファーストフラッシュ ムーンライト2021-DJ36」

上質な茶葉ほどカットされていないといいますが、「ムーンライト」は過去見てきた上質茶葉の中でも、特に茶葉の大きさが段違いだなと思いました。
乾燥して丸まっているのであんまり大きく見えないかもしれませんが、抽出後の茶葉の大きさと言ったら(; ・`д・´)

しかも、見てすぐわかるくらい、芯芽がたっぷりと入っています
上の写真の茶葉の中で、産毛が生えているように見えるのが芯芽なのですが、こちらが多く入っている茶葉ほど高級になるとされています。
理由は、一つの茶樹からひとつしか取れないからです。
この芯芽が入ると、抽出された紅茶は少しとろみがあるようなまろやかな味わいになるのが特徴です。
詳しくは過去の記事に譲りますが、高級茶葉の指針のひとつとして覚えておかれると良いですよ♪

 

水食は美しい黄金色、薄い色味でもしっかりダージリンの風味

ルピシア「キャッスルトン ダージリンファーストフラッシュ ムーンライト2021-DJ36」

ファーストフラッシュのダージリンの特色として、水色が緑茶のように薄く緑がかった黄金色になるというのがあります。
あまり紅茶のことを知らない方は、「やたら薄い」と言いますが(ウチの主人みたく/(笑))、薄いのは色味だけであって、決して味わいは薄くはありません。

「ムーンライト」もとてもキレイな黄金色の水色となりました(*´ω`*)
これが紅茶!?って思うくらい、一般的な紅茶の色味とはかけ離れているように見えますが、これがファーストフラッシュのダージリンの水色です。

ダージリンは渋さも特徴のひとつですが、ファーストフラッシュはそれほど渋くはありません。ダージリンの中でも飲みやすい方だと思います(*‘ω‘ *)
特にこの「ムーンライト」は、花の甘い香りの効果もあり、渋みはほとんど感じず。
飲み終わりにわずかに渋さがチラッと顔をのぞかせるかな?という程度なので、紅茶の渋みが苦手という方でもすんなり飲めると思いますよ。

渋みは、長い時間抽出してても強くなることはありませんでした。

高級な茶葉だから、大事にゆっくり堪能しよう!と思ってたんですけど、あまりにも飲みやすくて美味しくて、結局ガバガバ飲んでしまいました(笑)

>>>ルピシア公式サイトダージリン特集

そもそもダージリンの”ファーストフラッシュ”って何?

ダージリンの名称に、”ファーストフラッシュ”、”セカンドフラッシュ”、”オータムナル”という3つの種類がありますが、これらを区別して理解している人って意外と少ないですよね(*‘ω‘ *)
ウチの主人も「必殺技名か何か?」と言っていたくらいですから、紅茶好きじゃないと何のこっちゃいって感じだと思います。

簡単に言うと、これらはダージリンの”旬”です。

  • ファーストフラッシュ…春摘みダージリン。3月~4月はじめにかけて摘まれる。
  • セカンドフラッシュ…夏摘みダージリン。5月~6月下旬(7月初旬に入ることも)にかけて摘まれる。
  • オータムナル…秋摘みダージリン。10月~11月にかけて摘まれる。

春と夏は順番性のある名称なのに、なんで秋だけ”オータムナル”やねん(´-ω-`)と思う方も多いと思いますが、まぁそれが伝統的な名称なんですよね。
最近では”サードフラッシュ”と称されることもあるようですよ。でもやっぱり秋摘みはオータムナルのイメージが強いかなぁ。

それぞれの旬のダージリンは、味わいも香りも水色も変わってきます。
一年のうちで3回も旬があり、それぞれで違う味わいを楽しめるというところが、ダージリン好きが多い所以ですね。

ダージリンについては詳しくまとめた記事もあるので、是非ご参考に(*‘ω‘ *)

 

ダージリン ファーストフラッシュの美味しいいれ方

紅茶は基本的に沸騰した熱々のお湯で抽出させるのが美味しいいれ方ですが、ダージリンのファーストフラッシュに限っては、ちょっと入れ方に工夫が必要です。

気をつけたいのは、お湯の温度。
沸騰したての熱々100度のお湯ではなく、一冷ましした85度~95度で入れるのが良いとされます。

これにはいくつか理由がありますが、主としては、

  • 茶葉が若く、緑茶に近いため。(緑茶は沸騰したお湯で入れませんよね^^)
  • 美しい黄金色の水色を出すため
  • ファーストラッシュらしい甘い味わいを出すため

というところ。

茶葉の写真を見てもわかるとおり、ファーストフラッシュの茶葉はほぼほぼ緑色です。
紅茶は元は緑茶と同じ樹で、茶葉は発行していく段階で緑茶から紅茶へと変わっていきます。
そのため、緑色の茶葉であるということは、発酵はそこまで進んでおらず、どちらかと言うと緑茶に近いものとなります。

ファーストフラッシュの特長でもある黄金色の水色も、考えてみれば緑茶の水色と変わらないですよね。
緑茶を入れるときは一冷まししたお湯で入れるので、その要領でファーストラッシュを入れれば美味しく入れられます。

また、熱湯で入れるとダージリンの渋みがガッと出てしまい、ファーストフラッシュならではの甘みが消えてしまうことも。
新茶のような甘みを引き出すには、一冷まししたお湯でじっくり抽出させるのがコツです。

私は95度ではちょっと熱すぎるかなーと思うので、いつも85度~87度くらいで入れています。
それより低い温度で入れても大丈夫と言えば大丈夫ですが、抽出がちょっと遅くなりますね(*‘ω‘ *)
紅茶は熱いのがイイ!と思っているので、85度~87度くらいが丁度よく抽出できます。

ダージリンをアイスティーで入れるのはアリ?

最近は市販のペットボトル飲料などでも茶葉の種類が明記されるようにもなり、ペットボトル飲料の紅茶でも品質の高さで競争されているところがあります。
その中で、「ダージリン使用」と書かれているものもちらほらと見かけるのですが、果たしてダージリンの茶葉はアイスティーにしても合うのでしょうか?

実のところ、ダージリンはその香りが命と言われることもあり、ホットティーで入れるのが大前提とされることがあります。
アイスティーにしてしまうと、折角の芳香が弱まってしまい、ダージリンらしさが消えてしまうのです。

但し、最近の茶葉は改良もかなり進んでおり、アイスティー用に製造されたダージリンの茶葉も出回ってきています。
だから、一概に「ダージリンのアイスティーは邪道!」とは言えないのですが…
それでもやっぱり、今回の「ムーンライト」のような、上質で高級なダージリン茶葉の場合は、アイスよりもホットで入れる方が断然向いていると言えますね(*‘ω‘ *)

アイスティー用のダージリンがルピシアから新発売されています!

ルピシア「ダージリンファーストフラッシュ アイスティー用」今回、ルピシアのショップにお邪魔させて頂いたとき、「ムーンライト」と一緒に店員さんに紹介してもらったのが、アイスティー用のダージリンのティーバッグでした。
ルピシアではアイスティー・水出し用のティーバッグが、この時期、様々な種類で展開されているのですが、アイスティー専用ダージリンというのは今年初めて登場したとのこと。(主人が気になって買ってくれました^^)

しかもこちら、たったの2時間ほどで抽出(水出し)ができるという優れものです。

普通、紅茶の水出しには8時間ほどかかるので、夜のうちにセットして、翌日に楽しむというのが一般的な流れなんですけど、こちらは2時間でイケるんだそうです。
理由は、商品名にも書かれていますが、”ファーストフラッシュ”だから。
ファーストフラッシュは緑茶の茶葉に近いので、短時間で抽出ができます。(緑茶の水出しも2時間くらいでできます。)

主婦の方なら、朝のうちにセットして、掃除洗濯などの家事を終わらせて、ひと息つくときに出来上がっているという感じかな?

お手軽な水出しファーストフラッシュをお求めの方は、是非試してみてください(*^▽^*)

>>>ルピシア公式サイトダージリン特集

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