【シルバーポット】ダージリンセカンドフラッシュ「ムーンドロップ」。渋みが少なく飲みやすい!

シルバーポット「ムーンドロップ」 Tea Leaves

ダージリンの紅茶と言えば、紅茶らしい渋みが特徴的です。
舌にじんわりと伝わる渋みが心地よく、私はブラックティーの中でもダージリンがお気に入り(*^▽^*)

でも、その渋さが逆に苦手で、紅茶はあまり好きじゃない…という方も少なくないですよね。

そんなダージリンティーがあまり得意じゃない人に是非飲んでみて欲しいのが、シルバーポットさんから販売されている「ムーンドロップ」というダージリンです。

「ムーンドロップ」…このブログの名前も「フルムーンドロップ」なので、初めてこの紅茶を目にした時は運命的なものを感じてしまいました。
これはもう飲む以外に道はないでしょう!と思って、迷うことなくカートへイン。

今回はそんな衝動買いしてしまった「ムーンドロップ」をご紹介&レビューします♪

シルバーポット「ムーンドロップ」とは?

シルバーポット「ムーンドロップ」

「ムーンドロップ」は、インドのタルザム茶園で摘まれたダージリンです。
5月下旬に摘まれて加工されているので、ダージリンの時期としては夏摘みの”セカンドフラッシュ”にあたります。

紅茶に”月”の名前が付されているのは、大抵の場合、月夜に摘まれたものと考えられています。
なので、こちらも恐らく月夜に摘まれたものではないかと(*‘ω‘ *)

ダージリンのセカンドフラッシュといえば、マスカットのような爽やかな香り(=マスカテルフレーバー)がすると有名ですが、「ムーンドロップ」は”月夜の晩、松林を歩くその夜気の香りと、ライム・ローズの香り”と説明されています。
どちらにしろ爽やかな香りに間違いはないようですが、一般的なマスカテルフレーバーのセカンドフラッシュよりももっと花のような香りがする感じですね。

茶葉の量を少なめにして入れると神秘的な味わいに、多めにいれると迫力のある一杯になるのだとか。
茶葉の量でその姿が変わる様が、まるで月の満ち欠けのようであるといった商品説明は、なかなかシャレた表現だな~と思います(*^▽^*)

等級はSFTGFOP1:最高級の茶葉

シルバーポット「ムーンドロップ」

「ムーンドロップ」の等級は、”SFTGFOP1”と記載されています。
これは、

  • S=スペシャル(Special)
  • F=ファイン(Fine)
  • T=ティッピー(Tippy)
  • G=ゴールデン(Golden)
  • F=フラワリー(Flowery)
  • OP=オレンジペコー(Orange Pekoe)
  • 1=上記等級の中でも最上位の意味

という意味で、それぞれの単語の頭文字を取って並べられたものになります。

紅茶の等級というのは、いわば品質のランクと言う意味で、特にダージリンやセイロンなど、ブラックティー(香りの付けられていない茶葉)に付されています。
ブレンドされている紅茶にはあまりつけられないものですが、”その茶園の確かな品質”という証拠でもあるので、商品名の近くにこういった英語表記があったら、かなりの確率で品質は保証できると思います(*‘ω‘ *)

またその分、ランク付けによっては高級なものということにもなるので、希少価値も高く、価格がグンと上がるのも特徴。
今回の「ムーンドロップ」を見てみると、最初の「SF(スペシャル・ファイン)」は最高級の意味合いを持ち、その次の「TG(ティッピー・ゴールデン)」は茶葉の中でもごくわずかしか取れない部位のもので、加工の過程で黄金色に見える茶葉という意味、そして「FOP(フラワリー・オレンジペコー)」は花の香りのように芳しい上位茶葉を使用しているという意味になります。

簡単に言ってしまえば、「希少部位でしか作られていないめっちゃ高級なダージリン」ってことです。

ちなみにこちら、20g入りで¥1620でした。
ティーバッグ(2g/個)で換算すると、約10杯分量で、1杯あたり¥162という計算になります。
こうして見るとそうでもないかもしれないですが、たとえば同じシルバーポットで販売されているブレンドのダージリンだと、50g入りで¥972、1杯あたり¥39程度なので、「ムーンドロップ」はその約4倍ものお値段がするということになります。

これは個人で茶葉を購入しているから安く飲めていると感じますが、もし紅茶の専門店などで提供頂けたら、1杯が¥1000くらいするかもしれませんね。

タルザム茶園

タルザム(Turzum)茶園は、標高1433mのロンボンバレーに広がる茶園で、豊かな松林や様々な蘭の花が自生する場所としても知られているそうです。
”テューザム”あるいは”チューザム””トゥルザム”なんて呼ばれることもあるそうです。

隣にはこれまたよく名の知れた”サングマ”茶園が広がっていますが、実はサングマ茶園とは姉妹園
サングマ茶園では中国種の茶葉を主に担当しており、タルザム茶園ではクローナル(≒挿し木で増やされたもの)を主に担当しているそうです。

シルバーポット「ムーンドロップ」は渋みが少ないダージリン

シルバーポット「ムーンドロップ」

シルバーポットの商品説明によれば、「ムーンドロップ」は”渋み少なく膨らみのある味わいと香りがしっかり重なり、濃密な雰囲気”の紅茶だそうです。
ダージリンなのに渋みが少ない、これまた不思議な感覚です。

茶葉はカットした跡がほとんど見当たらないほど、ドドーンと大きいままのリーフ。
ここまで大きいと、ティースプーンで掬っても数枚しか取れません(笑)

しかも茶葉の色味が全然濃くない!緑茶かと思うくらい、結構グリーン色のものが多いです。

シルバーポット「ムーンドロップ」

さて実際に入れてみると、水色は思ったより明るい、ゴールドに近い色味。
「あれ、ファーストフラッシュだっけ?」と最初は思ってしまったのですが、これでもちゃーんとセカンドフラッシュです。

茶葉の量で風味が変わるように、水色もまた変わるみたいですね。
茶葉を入れっぱなしにしてしばらく放置しておいても、水色の色味は少し濃くなる程度でした。

風味は商品説明の通り、渋みがほとんど感じられませんでした。
それどころか、どこかとろんとしたまろやかさがあって、ふんわりとした感触というか。”ふくよかな味わい”という表現が一番しっくりくるかなぁ(*´ω`*)
時間が経っても渋みが出ず、どのタイミングで飲んでもスッキリと飲みやすかったです。

香りも”ライム・ローズ”とされるだけあり、確かにほわんとした花の香りが感じられました。
人為的に着香された香りとは違い、茶葉がそのまま香りだっているのが感じられる、とても優しい香りです。

>>>シルバーポット ダージリン セカンドフラッシュ 2020年 タルザム茶園 SFTGFOP1 MOON DROP 20g

そもそも”セカンドフラッシュ”ってどういう意味?-紅茶の旬について

紅茶をあまりたしなまない人にっては、”セカンドフラッシュ”ってなんぞや??と思われるかと。
よく聞く名前ではあるけど、正確なところはあまり知られていないですよね。

”セカンドフラッシュ”というのはダージリンの茶葉につけられる名称のひとつで、そのダージリンが摘まれた時期を意味します。
セカンド(second)はそのままの意味で”2番目”、フラッシュ(flush)は辞書で調べると色々な意味が出てきちゃいますが、まぁこの場合は”芽吹く、萌え出る”といったあたりが適切でしょうかね(*‘ω‘ *)

ダージリンはその摘まれる時期によってこの名称が変わってきます。

  • ファーストフラッシュ…3月~4月に摘まれた春摘みダージリン
  • セカンドフラッシュ…5月~6月に摘まれた夏摘みダージリン
  • オータムナル…10月~11月に摘まれた秋摘みダージリン

この3つの時期の中でも一番ダージリンが美味しいとされるのが”セカンドフラッシュ”の夏摘みのもの
最高品質のものが多く、高級品も数多く出てくる時期でもあります。

ダージリンの品質としては”セカンドフラッシュ”が良いものとされますが、春摘みの”ファーストフラッシュ”はどちらかと言うと緑茶に近い風味があって、日本人には”セカンドフラッシュ”よりも結構好まれている傾向がありますね(*‘ω‘ *) 確かに飲みやすい。
逆に味わい濃い紅茶が好き!という方には、秋摘みの”オータムナル”が好評だったりします。

ダージリンについては下記の記事で詳しくご紹介してもいますので、併せてご覧いただけたらと思います(*^▽^*)

まとめ:シルバーポットの紅茶は高品質、紅茶の勉強にもオススメ

シルバーポット「ムーンドロップ」

シルバーポットで扱っている茶葉のほとんどは、インドの名茶園で摘まれた高品質のものです。
今回のタルザム茶園の「ムーンドロップ」もそうですが、それ以外にも様々な茶園と提携しており、一年を通して次々とそれらの茶園の高品質の茶葉を販売してくださっています。
そのため、各茶園の特徴をとらえたり、茶葉の種類の特徴を勉強したりするのにも最適。

もちろん、独自ブレンドの茶葉やフレーバードティーなども数多く取り揃えています。
フレーバードティーは「星のささやき」や「ロミオとジュリエット」といった名称が素敵なものも多いし、チャイも色々なフレーバーが充実していて選ぶ楽しみがあります。

是非ぜひ、ショップを覗いてみて頂きたいです(*^▽^*)

>>>インド紅茶専門店シルバーポット

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