紅 茶 専 科

紅茶と満月の関係

2018/08/10
 
この記事を書いている人 - WRITER -
にゃん
紅茶好きの30代主婦。
目覚めの一杯からおやすみ前の一杯まで、紅茶に始まり紅茶に終わる生活をしています。
”お紅茶”なんて上品なものとは程遠い、水分補給を兼ねたガブ飲み派。
主人も実家の家族もみーんなコーヒー派のため、集まったときは一人だけ紅茶と言うメンドクサイことになる(笑)

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古来より、月には不思議な力が宿るとされてきました。それは神秘的なものであったり、はたまた害をなすようなものであったりと様々ですが、引力による潮の満干、ウミガメの産卵など、確かに何かしらの力が働いているのは事実です。
満月は人間の肉体にも精神にも影響を与えていると言われており、満月の夜になると力がみなぎったり、逆に体調を崩す人も少なくないようです。
そしてその力は地上の植物―茶葉にも大いなる影響を与えていると考えられています。
紅茶と満月の関係について、少しばかりご紹介します。

 

ハーヴェストムーン

満月の別名の一つに「ハーヴェストムーン」というものがあります。
ハーヴェストとは日本語で「収穫」を意味しています。つまり、満月の夜は収穫の時期でもあるということです。
満月の夜の植物には強い生命力が宿り、香りも一番高くなると言われています。
紅茶の場合、その茶葉の芯芽には香りと風味が凝縮され、紅茶にするととても味わい深いものができるそうです。

 

史上最高額で落札された紅茶「シルバー・ティップス・インペリアル」

2014年、インドのダージリン地方にあるマカイバリ茶園で生産された「シルバー・ティップス・インペリアル」という紅茶が、インド最大のティーオークションで史上最高値で落札されました。
1kgあたり約20万円という高値であり、日本の有名ホテルでは1杯4900円で供されるとも話題になりました。
2014年6月13日の夜は、108年に1度しかないという天体の配置になっており、その満月の夜に「シルバー・ティップス・インペリアル」は収穫されました。

夏至の直前のこの満月の夜の中、月とランプと蛍の光のもと、午前0時から午前3時までの間に、およそ500人の女性たちが一斉に茶摘みを行ったそうです。
紅茶の品質を表す等級では、最高級の「FTGFOP」(ファイナスト・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー)で、茶葉のほとんどが上質のゴールデンチップで構成されています。

 

シュタイナー・バイオダイナミック農法

マカイバリ茶園の茶葉は「バイオダイナミック農法」という栽培方法を採っています。この農法は、オーストリアの人智学者ルドフル・シュタイナーが提唱したもので、月の満ち欠けや天体の動きをお茶やその他の植物の栽培に取り入れる方法です。
シュタイナー・バイオダイナミック農法のもとでは、満月の日は地球上のすべての生物の体内水分が最も少なくなる日であり、この日に作られたすべての植物は、味・香りともに最高に達すると考えられています。
海外では、バイオダイナミック農法は有機栽培の最高峰と言われており、通常の有機農産物よりも高品質で高い生命力を持っていると認知されています。
マカイバリ茶園では、1993年に世界で最も基準が厳しいと言われるデメター社のバイオダイナミック農法の認定を取得し、毎年更新、なおかつ無農薬・化学肥料不使用で紅茶の栽培に取り組んでいます。

バイオダイナミック農法で栽培され、満月の夜に収穫されるマカイバリ茶園の紅茶。特に「シルバーニードルズ」と呼ばれる茶葉は最高級とされています。
紅茶とは思えないような銀色の新芽は、まるで月の光を一身に受けたかのような色合いです。
その茶葉で淹れた紅茶は、黄金色に輝く満月のようでもあります。
2003年のティーオークションにおいて、その年のシルバーニードルズは史上最高値を記録して落札されました。
以降、この記録はずっと破られていませんでしたが、2014年の「シルバー・ティップス・インペリアル」でその記録を自身で更新するという偉業を成し遂げました。
紅茶好きにはまさに憧れの一杯。澄み切った空気の満月の夜、月を見上げながらゆっくりと頂きたいものです。
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にゃん
紅茶好きの30代主婦。
目覚めの一杯からおやすみ前の一杯まで、紅茶に始まり紅茶に終わる生活をしています。
”お紅茶”なんて上品なものとは程遠い、水分補給を兼ねたガブ飲み派。
主人も実家の家族もみーんなコーヒー派のため、集まったときは一人だけ紅茶と言うメンドクサイことになる(笑)

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